放射光で切り拓く次世代地域創生研究拠点の概要

平成26年11月にYU-COE「山形大学先進的研究拠点」(C)に採択されました。
 種々の産業が高度化する中で,最先端分析ツールである放射光を利用した研究の重要性は益々高まっています. 国内ではSPring-8において産学連携共同研究が推進されており,大企業を中心とする様々な業種において成果が着実にあがってきています。さらに、より広範な業種への応用が期待される3GeVクラスの中型放射光施設の設立を期待されています。 その中で,放射光を用いて次世代の研究分野を切り拓くことのできる支援システムの整備と高度人材育成を目指して、活動いたします。

目的について

本拠点では、
1)山形大学で活躍する異分野の研究者と地元民間企業の研究開発者の連携の促進
2)山形および東北地方の産業が次世代の国際競争力を獲得するための基盤の形成
3)特に、中小企業をターゲットとした様々な業種での放射光活用の研究拠点構築
をターゲットとして、山形大学内に産学協同利用拠点を形成します。

最終目的

本拠点の設立趣旨

最終的な拠点形成の目標時期を4年後に設定します。今後建設が予定されている3GeV中型放射光施設は建設着手後3年での共用開始を目指していることから,供用開始と同時に本格的な地域創生事業を展開する予定です.建設中の3年間においては,国内外の既存の放射光施設において研究を推進することで,企業支援システムの構築と人材育成を進めます.当初の運営は山形大学の理学部・地域教育文化学部・工学部の放射光利用者有志がコアメンバーとなって行います。共同研究を勧める中でノウハウを蓄積しながら,農学や医学など他学部にも潜在的な放射光利用者を発掘します。その中で研究開発支援体制のさらなる強化を図ります。同時に,企業との連携を広げ,拠点形成後も円滑に運営できる財政基盤の確立も目指します。

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